初雪が訪れた12月、幼稚部で「おみせやさんごっこ」が行われました。

「おみせやさんごっこ」は数ある幼稚部の活動の中で、子どもたちや保護者から特に好評だったもので、今回4年ぶりに実施されました。

子どもたちは、それぞれ何のおみせやさんを開くかを決めて、1か月ほどかけて看板から品物、値札にいたるまで、先生と家族の協力のもと、一生懸命準備をしました。

この日に開店したお店は「おもちゃやさん」、「ド-ナツやさん」、「ほんやさん」、「ケ-キやさん」、「れすとらん」、「ピザやさん」、「おきなわそばやさん」でした。
売られている商品には本物の栗、折り紙や色画用紙、空き箱やカップなどが使われ、子どもたちの知恵と工夫が見られました。

最初は緊張していた子どもたちも、お客さん役のお母さん、お父さんとのやりとりを通じて、どんどん役になりきっていきました。
「何がおすすめですか?」、「これとこれがおすすめです!」
「とてもおいしそうですね。2つください。」、「○○フランです。ありがとうございました!」
と、保護者もいつも間にか真剣に、色紙で作られた所持金がなくなるまで買い物を楽しんでいました。

最後の方は、自分の品物を売って得たお金を使って、クラスメイトのお店で買い物をする子どももいました。
この活動を通して子どもたちは、自分が頑張って作った品物を買ってもらう喜び、お客さんの満足そうな笑顔を見ることができた嬉しさ、そして自分が得たお金で好きなものを買い物する楽しさを知りました。

ごっこ遊びを楽しみながら、クラスメイトや教員、保護者とコミュニケ-ションを図ることで繋がりも深まり、この活動を一からやり遂げたことは、園児たちにとって大きな自信になりました。