3月16日にステ-ジ5(5年生)で「本当の正義とは-アンパンマンの勇気-」の発表会がありました。
コロナの規制が緩和されたため、久しぶりに保護者が教室に入り、発表会を参観しました。


最初に、児童はアンパンマンの生みの親である、やなせたかし氏の人生と、彼の考えの変化を教科書の単元「伝記 やなせたかし―アンパンマンの勇気」と絵本「あんぱんまん」のあとがきを読んで作成した年表で振り返りました。
そして、やなせ氏の生き方や信念には、彼自身の戦争での経験が大きく影響していることを学びました。

次に、子ども達は、伝記とあとがきを読んで心に残ったところと、その理由について発表しました。
アンパンマンは自分の顔を食べさせることで、お腹をすかせた人を助けます。

「ヒーローはかっこいいだけではなく、正義のために自分も深く傷つくことを知り共感した。」

「他人を助けて傷つく方が、他人を助けないで後悔するよりましだと思った。」

という感想がありました。


今回子ども達は、長い間親しまれている国民的キャラクタ-で、子ども達自身も小さい頃から慣れ親しんだアンパンマンに、このような信念と背景があったことに感銘を受けました。

また、やなせ氏の生き方や信念に自分の経験や考えを重ね合わせながら、「本当の正義とは何か」、「自分はどう生きていきたいか」ということについて考え、それを言葉にする良い機会となりました。