6月にステ-ジ5(5年生)で自由研究の発表がありました。
教科書の単元にはありませんが、児童は現地校でプレゼンテ-ションについて習っており、日本語でも発表する機会を設けようと授業に取り込まれました。

児童はまず、調べたいテーマを決めました。
今回、児童が選んだテーマは『観天望気』、『日本のきつね』『サッカ-王者ペレについて』と『アインシュタインについて』でした。

そのあと、「なぜこのテ-マを選んだのか(動機)」や「調べてわかったこと(結果)」などをプリントに書き込んでいきました。
調べ方は高学年らしく、タブレットやパソコンを主に使って調べました。
またパワ-ポイントや写真を用いて視覚に訴えたり、三択クイズなどを取り入れて、一方通行のプレゼンテ-ションにならないよう、聞き手に質問する場面を設けるなどの工夫も見られました。


発表の後には、

「どうして観点望気というテ-マを選びましたか?」という質問や「日本きつねの平均寿命は15年だけれど、実際はもっと早く事故や狩猟で死んでしまうとは知らなかった。」などの感想を、聞き手が発表者にフィ-ドバックし、共有することで互いの学びを深めていきました。

自由研究は教科書から学ぶのではなく、自分で課題を決めて主体的に学びを深めていきます。
さらに、好きなものや興味のあることを追究することで個性が発揮され、発表が興味深いものになりました。
そして、テ-マを決め、調べ、まとめ、工夫して発表するという一連の作業を全て自分でやり切った児童の顔は達成感に満ち溢れていました。