これは、「スイス国内の他校の児童たちとの交流」を目的とし、チューリッヒ日本人学校全日校の小学部3年生と4年生の書いた詩を、当校のステージ4の児童が朗読してその様子をビデオで撮影して送る、という形で行われました。
詩のテーマは、自分を “もの” に例えてなりきって書く、というもので、
「ぼくは紙飛行機」
「わたしはだれ?」
「ぼくは波」
「ぼくはたまご」
「わすれもの」
の5作品がありました。
この5作品から、一人一つ詩を担当して朗読を行いました。
ビデオ撮影があるため、普段の発表会より多少緊張した様子がみられましたが、
どの児童も、自信をもってハキハキと、聞き手が聞き取りやすいようゆっくりと朗読していました。

朗読を終えた後は、審査員カードを元に意見交換を行い、良かったところだけでなく詩の内容についての感想も飛び交い、詩に込められた意味を深めることができました。

「教科書に出てくる詩はもちろん素晴らしいけれど、チューリッヒ日本人学校の人たちが書いた詩は、内容が分かりやすくて、より気持ちが伝わってきた。」
「実際に詩を書いた人たちに会ったことはないけれど、自分たちと同じスイスに住む同じ学年の児童が作ったので、どんな気持ちなのかよく想像ができました。」
などの声があがりました。
こうした取り組みは、同じくスイスで日本語を頑張っている同学年の他校生の存在を感じることができ、児童たちの励みになったようです。